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2013/06/24

オペラ・フィガロの結婚

モーツアルトの曲に乗せて、バーゼル歌劇場のアーティストたちが熱演。伯爵夫人のジャクリーン・ワグナーの声が素晴らしい。体があるので声に深みがあって、つい、聞き惚れる。しかし、この歌劇の「初夜券」があった貴族たちの放埓でニンゲンの欲望・性にまつわるいい加減さは、豪華な貴族社会の衣装をまとってこそ。ロサンゼルスの高級住宅を舞台に繰り広げられてるのは、ちょっと酔いしれる感が少ないね。でも、登場人物の性格描写に矛盾があればあるほど、「きわどさの人生」そのものを感じる。
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領主が部下の花嫁に当然の事のように、初夜の権利を持つなんてね。退廃もはなはだしい。   けれど、、、、今の人は、むしろ何で?と言われるかも。リーマンが出世狙いで、彼女を差し出したり、カップルがもっと悪巧みして。そんなことの無い世の中であってほしいものですがね。
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現代版ですよというのが、高いチケット買うとき知らなかったから、1幕目は戸惑うこと仕切り。ばったり、出くわした何人もの友人達も、同じ感想でした。ただ、覚悟をきめて鑑賞すると、全体は音楽も歌声も素晴らしいものでした。





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