朗報・本丸御殿復元続行!
09年8月10日中日夕刊(いずれも)
昨日、お昼12時前に、中日新聞の記者さんから「本丸御殿復元続行!」と第一報が入ってきました。8月には決めるとの河村市長談話があったのですが、まさか今日?嬉しいやら驚くやら。コメントを求められた要約は新聞記事どおりです。その後、読売新聞・記者さんからもコメント依頼がありました。各方面から「よかったね!」「夢童さんの面子がたったわな」とかいっぱい、喜びやお祝い?の電話やメールが入りました。市長のいう「天守閣」もそりゃぁ木造で再建されたら私も大賛成で、文化的にもいいに決まってるけど、まずは本丸御殿ですね。二の丸御殿、二の丸庭園も再建し名古屋城の整備に力を入れたいもの。
みんなの寄付も既に目標の50億円達成しています。国の補助金45億円です。本丸御殿の建設費落札価格は3社でつくる共同事業体(JV)が104億5000万円で落札しました。公表された予定価格は117億5000万円余でしたが、随分、低価格での落札です。そうなるとあと、市税投入額は僅かですむのです。名古屋城に関する、経済効果は初年度だけでも206億円、復元事業による経済波及効果は約276億円、と試算されています。
現・天守閣は図面どおりに昭和34年に総工費6億の内、2億円が市民の寄付で建てられました。戦後、間もない廃墟と化していった名古屋のまちに「天を仰ぎ見るが如く聳え立つ」名古屋復興のシンボルとして、市民の切ない願いが込められて建設されたのです。まだ、それから僅か50年。ただ、素材がイヤだと言う理由で、かっての先人たちの,その熱い想いを今、ぶっ壊すことは、いかがなものでしょう。だって、空襲で戦火に焼かれたのです。その時手に入れた技術で、一番頑丈なコンクリートで(焼失のトラウマから逃れたい人の気持ちも入って)再建した当時の「市民の魂」も、ないがしろにすることは出来ません。だから、適当にちゃっちゃっと建てた天守閣ではないのですよ。
雄々しく建ってる天守閣、もう少しがんばってね。我々は天守閣にも目を向けて天守と本丸御殿が対になって初めて「御城」とよばれる重要性を考えたいものです。もう、徳川の直轄領として「対の御城」が出来るのは全国見渡しても「名古屋だけ」なのです。
「ナンバーワンより、オンリーワン」。イエス・ウイ・キャン~、どす。
09年8月11日読売新聞朝刊 朝日新聞朝刊 中日新聞朝刊
・今朝は5時07分、静岡地方が震源地のM6の大地震がありました。ワサワサと揺れること10秒?。もっと、長く感じられたけど。名古屋は震度4でした。被害の少ないことを祈るのみです。あ~こわかった。
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